魔法つかいプリキュ○ キュ○ミラクル 朝日○みらいはドキドキの魔法に掛かってしまうの無料試し読み




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魔法つかいプリキュ○ キュ○ミラクル 朝日○みらいはドキドキの魔法に掛かってしまう
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あなたの部屋に入ると、彼女は少し緊張したように辺りを見回した。
「……なんか、あなたの匂いがする」
そうつぶやく声はかすかに震えている。
玄関で脱いだスニーカーの先で、彼女のつま先がそわそわと床をつついていた。
落ち着かない様子が、まるで小動物のようで――だけど、瞳の奥に揺れる光は、確かに‘覚悟’を帯びていた。
「今日は、ずっと一緒にいたいな……だめ、かな?」
あなたが答えるより先に、彼女はふわりと近づいてくる。
小さな手がシャツの前をぎこちなくつまむ。
手の温度が、じんわりと伝わってきた。
「……ねえ、私のこと、ちゃんと見ててね」
そう言って、彼女はおずおずと自分のパーカーのファスナーに手をかけた。
指先が震えて、途中で止まってしまう。
あなたがそっとその手に触れると、彼女は驚いたように目を見開き――すぐに恥ずかしそうに笑った。
「魔法、かけてくれる……?」
パーカーが滑り落ちると、彼女の肩が小さくすくむ。
そして、薄手のインナーの下からは、彼女の柔らかくて、まだあどけなさの残るラインが露になる。
抱き寄せると、彼女は息を飲んで、あなたの胸に額を預けた。
「ドキドキが止まらないの……でも、すごく……うれしい」
肌と肌が触れた瞬間、彼女は細く長い息を吐きながら、まぶたを閉じた。
唇を重ねると、彼女は小さく震えながらも、そっと応えてくる。
触れるたび、彼女は恥ずかしそうに身をよじる。
けれど、逃げることはない。
そのすべてを、受け止めようとしていた。
「あなたの手、あったかい……ううん、それ以上……」
あなたの指先が、彼女の腰にそっと回る。
鼓動と呼吸、熱と鼓動――すべてが重なり合う中で、
彼女は静かに、確かに、あなたのものになっていった。
夜は深まり、灯りはやわらかく沈む。
彼女の髪が枕にふわりと広がるたび、淡い花のような香りが空気を染める。
「……ねえ、もっと、触れてほしいな……」
その声は小さく、かすれていて、けれど確かな願いが宿っていた。
あなたはゆっくりと、彼女の頬を撫でる。
肌がとろけるように柔らかく、触れた指先に体温が吸い込まれていく。
彼女の唇は、わずかに開いて、あなたの呼吸を待っていた。
重ねるたびに、熱がふたりの間を溶かしていく。
パーカーの残り香がほんの少し残る肩口に、唇をそっと落とす。
「ん……っ」
彼女は指先でシーツをぎゅっと握りしめた。
吐息が、熱く甘く絡み合う。
インナー越しに指が辿る背筋は、ふるえるほど繊細で、
その震えさえも、彼女の体の奥からあふれる‘答え’だった。
「……全部、あなただけのに、なっちゃいそう……」
あなたの手がゆっくりと彼女の太腿に触れると、
彼女は小さく跳ねて、あなたの肩に腕をまわす。
身体が、心が、ひとつの波に包まれていく。
理性が曖昧になり、
時間の感覚も、言葉も、すべてが霞んでいく中――
彼女はただ、何度もあなたの名を呼んだ。
声にならない声で。
魔法にかかった少女のように、心の奥から溶けていくように。
ふたりだけの夜は、
誰にも触れられないほど優しく、そして淫らに、深く沈んでいった。
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